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兵庫県神戸市中央区籠池通1−2−18 |
| 神経ブロックとは、次のような痛みが起きた場合、局所麻酔剤を注射で痛みのある場所または、その神経の根元に注入して痛みをとる方法です。痛みは当然無くなる訳ですが、薬の作用が無くなった後も痛みは前ほど強く起こりません。 なぜ注射一本でこのような効果が出てくるのかと言いますと、まず痛みがあると交感神経が興奮緊張して血管の収縮が起こります。すると血液の循環が悪くなり、局所の代謝が悪くなり、発痛物質が生じてきます。 すなわち痛み → 血行障害 → 発痛物質 → 痛み の悪循環に陥り痛みが長引くのです。 その時、神経ブロックによって痛みを伝える知覚神経や、血管の収縮に関与する交感神経を遮断すると、この悪循環の一端が断ち切られ、その後生体が元々所持している治ろうとする力(自然回復力)が働くという訳です。 実例を挙げますと、よく胃の手術が行われる訳ですが、その手術的刺激が背中に関連痛(自発痛)を起こし、筋肉のしこりを作って、そこが強い発痛点なっていたのです。そこで痛みの信号をブロック(遮断)したのでいっぺんに全治したということです。 神経ブロックには、50種類以上の色々なテクニックがある訳ですが、主なブロックには三叉神経ブロック、正常神経節ブロック、硬膜外ブロック、各種の局所ブロック等がありますが、効果が良く副作用も少ない局所麻酔剤の開発と相まって神経ブロック療法は、10年程前から急速に普及してきました。お陰でこれまで不治と考えられた痛みも見事に治せるようになりました。30数年前、痛みは鎮痛剤しか無かった状態と比べると感無量のものがあります。 |
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| 痛みに関する研究は、他の医学的な分野と比較しますと、つい最近の学問分野である訳です。従って一般の人にはわからないことが多いのです。 歯痛は、哲学者でも耐えられないと言ったのはシェイクスピアでありました。 世界の偉い学者や有名な人が、痛みに対しての大変な苦労されている人が多いのです。 アメリカの統計では、頭痛が2千万人、腰痛が7千万人、間接痛3千7百万人、いわば人口の1/3が何らかの慢性の痛みに苦しんでおる訳です。日本でも推測では、それより多いのではないかと考えております。日本でよく苦しめられている肩こりが外国人には非常に少ないのです。 痛みは、いまだに不思議なことが多いのです。まだ、日本人は痛みを我慢するのが美徳と考えている人も多いのです。また、痛みは魂を強くすると言っている学者もいます。痛み自体を考えるとき、痛みを起こすほどの強い神経興奮は、生体にとってマイナスであり、病を悪くするほうに作用します。痛みを我慢して、病気が治ることでもなし、また、痛みがあるから病気がなおるものではありません。従って皆さんもきつい訳のわからない痛みのあるときは、早く医者にかかって治して下さい。 痛みについては、一般の人はわからないことも多いのですが、誤解をしていることもかなり多いのです。痛みは、体の異常を報せてくれる警鐘であると考える人、もちろん生体維持の為に必要な役目を果たしているのですが、それについて痛みがあるから治るのだととか、また痛みは神の刑罰であると考えている人がいるようです。 痛みを起こすほどの神経興奮は、生体にとってマイナスなのです。病気を悪くするほうへ作用するのです。この痛みが何ヶ月とか数年も経った慢性になりますと、痛みそれ自体が症状ではなくて病気そのものになるのです。全身の機能が低下し、精神的に抑鬱状態となり、ひどくなると人格の変化をきたす場合もあります。また、殻に閉じこもり死んだほうがましだとまで考え、また犯罪に結びつくことさえあるのです。 痛みは心の悩みと同じように主観的な感覚ですから、痛みの強さを測ることはできませんが痛みの視覚表示で表現して頂けます。痛みとは孤独なものですが、心理状態ひとつでその強さを上手に変えることができます。痛みは、1恐怖・不安、2抑鬱、3痛みへの注意の集中、これらが痛みを拡大し増強する3大要素です。また、複雑な心因性の要素が絡んでその原因となった加害者をひどく憎んだり、また何かの祟りではないかと考えても痛みは強まります。ですから、注意転換というか、つまり痛み以外のものに関心を向けることも痛みの自己寛和の大切な一つです。また、痛くないところを効果的に刺激して痛みを寛和することができます。なでる、たたく、つねる、音楽を聴く、声を出す、運動をするなどです。痛みに負けて苦悩に落ち込んではいけません。リラックスして心の平静を保つことが大切です。 |